就職活動体験記 橋本友梨恵 201205 就職活動体験記 1.受験した企業とその結果 ・説明会:42社 ・プレエントリー:80社 ・ES提出:29社(うち22社通過) ・リクルーター面接:14回(4社)〜 ・面接:17回(8社) ・OG訪問:2回〜12月・2月 ・企業の方への連絡:2回(2社) ・内定者訪問:2回(2人)〜1月・2月 2.企業説明会 【心がけていたこと】 @
業種を絞らない 初めから食品に興味があったので、食品や飲料を展開している企業を中心に見つつも、業種にこだわらずいろいろな業界の説明会に足を運ぶように心がけていました。また、最近はどの企業も事業の多角化をしているため必ずしも一企業=一業界とはいかないことも説明会を受ける中で身にしみてわかってきたので、いろいろな業界のしくみを勉強しよう、というスタンスも持って臨むようにしました。 A
説明会に参加する「目的」 説明会に参加する際には、必ず目的を考えるようにしていました。 例えば初期の段階では、どの業界についても知識が浅かったので、業界ごとのリーディングカンパニーの説明会に行き、ざっくりと「業界のしくみ」を捉えることに重点を置きました。中盤にさしかかってくると、割とエントリーシート提出の時期にさしかかってきたので「エントリーシートに書く材料を探すこと」を目的の一つにしていました。 B
フィット感 自分に本当に合う企業かどうかを測るものさしとして、この4つを常に念頭に置いていました。その中でも大事にしていたのは「フィット感」です。いくら良い人がいても、いくら優良企業でも、いくら給料が高くても、「なんか違うな」と思うことが多々ありました。はっきり「ここが合わなかった」と言えるものではないですが、言葉で説明できるものではない勘に近い感覚だからこそ、自分の一番正直な部分が現れると思いました。 3.エントリーシート 【心がけていたこと】 @
第一志望群は 「じっくり・かつ迅速に」 第一志望群(4社)のESは、とにかく「後悔したくない・ESで落とされたくない」という気持ちがあったため、インターネットや先輩から情報をもらい、過去のES質問例などを事前に収集し、ESが公開される前から文章を練るようにしました。また先輩や同期などいろいろな人から指摘をもらい、「どんな人が見てもわかりやすく好感が持てるES」になるよう推敲を重ねました。また、締め切り直前に提出するのは印象が悪いので、必ず締め切り日の10日前には提出できるよう心がけました。 A
疲れていても読みたい!と思うESを 面接官は、何千人もしくは何万人という学生のESに目を通すので疲れています。だからこそ、面接官にとって親切なESが書けたら勝ちだと思いました。手書きのESは特に、言葉を簡潔にまとめ、括弧で文字を強調したり、言葉をフレーズ化して心に残りやすいように工夫しました。また、志望動機は普遍的で無難な内容にならないよう、必ず「自分独自でしか作れないエピソード」を盛り込むようにしました。 B
書く材料は説明会から集める ESの締め切りが特に早い場合を除き、大体は企業説明会→ES提出という流れでした。なので、ESに書くことを説明会を聞きながら考えるようにしました。自己PR等の基本的な大枠はありつつも、説明会にいらっしゃる企業の方の言葉から、「この人はこういうポイントに感動するのか」と分かった部分をESの中にも盛り込むようにしました。 3.WEBテスト 【アドバイス】 @
今すぐ始めて下さい 私は、先輩の「テストなんて2週間もあればささっとできるから大丈夫だよ〜」という言葉を真に受けましたが、これが間違いでした。先輩の時は就職活動が10月から解禁で、私達のように短期決戦型ではなかったのです。短い時間の中でたくさんの企業説明会に行き、ESを出し、面接をこなさなければいけない私達にとって、テストは既に万全の状態にしておかなければいけません。就活が始まる1カ月前位から始めて、問題集を2周する位やっておいてもいいと思います。 4.新聞スクラップ 【心がけていたこと】 @
時間がなくてもストックすればいい 就活が本格化してくると、なかなか新聞をじっくり読む余裕なんてありません。でも、新聞を切って後で時間が在る時にじっくり読めるようにストックすれば、自分が気になる記事を全て読めます。どんなに時間がなくて全てを読みきれなくても、見出しを見て「おお」と思った記事は切って、貼る。この作業は欠かしませんでした。 A
業界新聞を作る気持ちで 前項でも述べたように新聞記事をストックしていましたが、私は業界毎にノートを分け、それぞれのノートに業界に関係する記事を張っていくようにしました。もちろん、志望している企業を中心には貼っていきますが、企業は他社との競合や提携が欠かせないため、一社だけの動きを追っても全体の動きが掴めないからです。 5.面接・OG訪問 【心がけていたこと】 @
なるべく朝一番に! 実際に企業の人事の方がおっしゃっていました。「朝から晩まで面接があるんだけど、正直、昼食後は一番眠いからあんまり印象に残らない。一番覚えているのは朝一番に会う学生かな。やる気もあるし、こっちも身が入る。」と。これは事実だと思います。もし自分が人事だったら‥と思うと、同じ意見です。企業から時間を指定される場合を除き、面接は朝一番を予約し、自分のモチベーションも高めるようにしました。 A
営業のつもりで 内定をいただいた企業の方に、「最初から自分を売り込む感じでいけばもっと良いと思う」というご指摘をいただきました。全くその通りだったと思います。私は常に冷静でいる方なので、面接官の方からすれば気迫や熱意が物足りないと受け取られることが多々ありました。そのため「自分(という商品)を買ってくれませんか」というスタンスでお話するようにしていました。 5.全体を通して 【心がけていたこと】 @
スケジュール管理 就職活動に加え3月にダンスの舞台があり、練習がいきなり入ることが多々あった。そのためいつ予定がはっきりしなかったので、予め日程を調整しなければいけないOB・OG訪問は2回しか行わなかった。その分、気になる企業の方に先輩や友人の知り合いを介してメールで連絡を取って個人的に相談にのってもらうなど、時間を気にせず質問できる環境をつくるようにした。 A
現実的に考えて! 企業説明会やインターネットの情報には、ほとんど良いことしか書いてありません。実際にどれほどの給料がもらえるのか、残業はあるのか、有給休暇は取得しやすいのか、女性であれば出産・育児休暇の「取得率」はどの程度あるのか。長く働きたいと考える私にとっては3年目までの離職率やその理由、平均勤続年数等も欠かせないチェック項目でした。 【就職活動を終えて】 就職活動は「芸術と一緒である」と思います。就職活動には明確な条件や判断基準などは無く、ESも面接も見る人自身の判断基準で全て決まります。なので、一喜一憂せず自分を選んでくれた企業と真摯に向き合うことが必要なのではないかと思います。それが縁です。就職活動中にお世話になった企業の方や相談にのってくれた先輩・友人への感謝の気持ちを忘れず、残りの学生生活を就職活動期よりもさらに濃い時間を過ごしていきたいと感じています。 |